2015年7月26日日曜日

エヴォラ アレンテージョ地方の古い町



エヴォラÉvoraはリスボンから約135km東方にあるアレンテージョAlentejo地方の中心の町です。
アレンテージョとは「テージョ川の下」という意味で、テージョ川の南に広がっている地域を言います。
イベリア半島では最長の川で、全長1080kmのうち上流の700kmはスペインを流れ、ポルトガル領を流れるのは300kmほど。




エヴォラの町の広場に残るディアナ神殿。
2~3世紀ごろローマ人によって作られたものだそうです。
円柱の上部にコリント様式の彫刻が施されています。



観光用の馬車を引く馬が、カテドラルの前の広場にいました。
馬が歩くポクポクという音は、旧市街の石畳ではよく響きます。











カテドラル正面のファサード。
どっしりしっかりとした造りです。




1280年から1340年にかけて造られたこの大聖堂は、ポルトガルでも有数の歴史的な建造物で、1988年に世界遺産に登録されています。






大きなバラ窓があります。













左右にちがったパターンの大きなバラ窓が1つずつ配置されています。















礼拝堂の聖母像とその周囲は彩色も美しく、本当にきらびやかでラテンの国に来たことが実感できます。













1584年9月8日に天正遣欧少年使節の4名がこの大聖堂を訪問し、当時ヨーロッパでも珍しかったパイプオルガンの演奏を聴いたと、日本語での説明パネルがありました。










回廊の部分。
ここも、太い柱でどっしりとした造りになっています。








€3.50を払うと、回廊と屋上に上がらせてもらえます。
ここまで上がると、2つのタワーの先端がよく見えます。










ディアナ神殿跡のそばの公園から。
遠くに大聖堂の尖塔が見えます。




エヴォラで泊まったホテルは、ちょっと郊外のGrace Hotelです。
本館の部屋は小さいようなので、別館の部屋を予約しました。




これが別館で、入口ドアが屋外に面しています。

中は広々と、というよりもガラーンとしています。
広い部屋にあるのは、ベッドとデスクだけでした。

ま、荷物をどこでも広げられるので、狭いよりは良いです。












本館の食堂です。
数十人分のテーブルがありましたが、実際に使われたのは私たちのテーブルともう1つだけでした。
他の宿泊客の朝食はもっと遅かったのかも知れません。








朝食はコンチネンタルでおかずは無し。
宿のおばちゃんがカステラみたいなケーキを焼いてくれたので、それも一緒にいただきました。


エヴォラの街中の通り。
朝早いので人通りは殆どありませんでした。













おみやげ屋の店先で見た飾り皿。













こちらはコルクのバッグ。
すごく薄いコルクで作ったバッグは、思いのほか丈夫で長持ちするのだそうです。





これはコルクでできた絵葉書です。
コルク生産世界一の国だけのことはあります。


エヴォラの旧市街の回りには、昔の水道橋が残っています。

住宅などの建物と重なっているところもありました。 古いものを保存するのには、いろいろご苦労があるものです。
(2013年5月)




2015年7月19日日曜日

アライオロス 手織りじゅうたんの町





今日はタヴィラからアライオロスArraiolosへ
ずっとロングドライブです。

南部のアルガルヴェ地方から、中部のアレンテージョ地方へ移動します。




高速道路を通ったので余計そうなのでしょうが、途中見えるものは林や草原ばかりです。

こんもりとした木はコルク樫の木のようでした。

高速道路は有料なので、通行車両もあまり多くありません。












ポルトガルは世界一のコルク産地だと知ってはいましたが、これだけのコルクの木を見ると、実感することができます。
ちなみに、ポルトガルのコルク生産世界シェアは何と70%もあるそうです。











道路から見たアライオロスです。
町の一番高いところに城址が見えていました。





町に入ったのは午後1時過ぎで、ちょうどお昼休みの頃で町には人通りがありません。

町の中心は市庁舎もあるリマ・イ・ブリト広場
Pr. Lima e Brito。













これはペロリーニョPelourinhoというもので、罪人を見せしめのため、カゴに入れてここに吊るしておくためのさらし台のことです。


広場の真ん中にはレストランの屋外テーブルがでています。














町中の建物の煙突上に取り付けられたオーナメントは、鉄砲を構えた兵士でした。

町の後ろの高台に残る城址。
1306年から1310年にかけてディニス王が建てたものだと言われています。


現在は外側の城壁と塔が残っているだけです。


城址から見える周囲の風景は、アレンテージョ地方らしく、広々のんびりとしたものでした。














草むらに咲いていた紫色の小さな花。











お昼に入ったレストラン Pelourinho です。
先ほどのリマ・イ・ブリト広場を描いた大きな絵が店内にありました。











テーブルには布のクロスがかかっているし、入口にアサリを入れた水槽があったので、「高いかも・・・」と心配しながら入りました。






白ワインを頼むと、でてきた「お通し」のピメンタ。
思ったほど辛くありませんでした。







豚肉とアサリの煮物料理。
あまり無い組合せだけど、別々に食べるとおいいしかったです。
聞けば、アレンテージョ地方の郷土料理だということでした。
ポテトも入って、量が多くて食べきれませんでした。







トマトライスと鯖を揚げたもの。

全部で€31.80だったけど、クレジットカードの機械が壊れていたので€30にまけてくれました。 
ポルトガルの食事は高くありません。






町の名前が「じゅうたん」を表す代名詞にもなっているほど有名なアライオロスの絨毯店。

町中に絨毯店がいくつもありました。
この店の看板は絨毯でできています。




店内で絨毯を織っていた女性。 ちょうど絨毯の周囲のフチの部分を作っていたところでした。

絨毯のように機織りしていくのではなく、ジュートの台布に毛糸で刺繍をして表面を覆っていくのです。全部手作りなのでたいへんな時間がかかるとのことでした。


絨毯の型紙を見せてくれました。
毛糸の色見本と、各部分に何色の毛糸を使うか、といったことが表示されています。








(左)素朴なパターンの小さなカーペットを€40で買いました。コーヒーテーブルのテーブルセンターにちょうど良いサイズです。
お店の人が”永久保証書”を付けてくれました。いつでも持ってきたら修繕してくれるそうです。
(2013年5月)



2015年7月12日日曜日

サンタルジアのタコ料理店 タスキニャTasquinha


ポルトガル南部アルガルヴェ地方タヴィラTaviraの宿で「おいしいタコごはんを食べたい」と言って紹介してもらったのがここ。

タヴィラから車で10分ほど西に走ったサンタルジアSanta Luziaの海に近い通りに何軒かレストランがありました。

その中の”タコの家 タスキニャ”というレストランに入りました。












 店内にはタコの彫刻も置いてあり、海の雰囲気があふれています。

これがタコごはん、というよりタコのリゾットです。
ポルトガル語ではARROZ DE POLVOでタコごはんです。
汁気がない炊き込みご飯風のもあるということですが、ここのは汁気もたっぷりでした。

これはタコの炭火焼です。
大きなタコでしたが、とても柔らかくておいしかったです。 ただ単に炭焼きにしたのではなくて、スロークックしたのかも知れません。










シーフードに合うのはやっぱり白ワイン。
Casal Garcia という緑のワインVinho Verdeがあったので、そのハーフボトルをいただきました。


予定にはなかったけど、近くの席の人がマンゴを食べていたので、マネして頼んでみました。
が、これが大ハズレ。
スジばかりでマズいことったら・・・。

南国でもマンゴがおいしいとは限らないのです。

食事代は全部で39.50ユーロでした。

同じ通りにあった海の雰囲気たっぷりの建物。
白い壁にブルーがアクセントになっています。














同じ建物の屋根の部分です。
装飾(避雷針かも)が灯台の形になっていました。












食事を終ったころには月が出ていました。
カサがかかっているので、翌日は雨かもしれません。
(2013年5月)